米財政赤字や将来的なドル安の可能性に言及
【21:01時点の為替レート】
【市況】14:00~21:00
10日の欧州市場は、ドル売り・円売りが優勢。序盤、中国商務相の発言を受け中国の金融引き締め観測が高まったことなどを背景に、欧州勢はリスク回避の円買い・ドル買いで参入。これを受け、クロス円、ドルストレートは一時本日の安値近辺に下落した。しかし、欧州主要株価指数やダウ先物指数等が底堅く推移したことなどから、リスク回避姿勢は徐々に後退。ポジション調整の買戻し等が活発になり、クロス円、ドルストレートは一転して反発、上昇した。そうした中、特にポンドは、ポンド/ドルが1.50ドル台、ポンド/円が135円台後半に本日高値を更新するなど、上昇が際立った。また、ユーロも、ユーロ/スイスでSNB(スイス国立銀行)のユーロ買い介入が取り沙汰されていることもサポート要因となり、ユーロ/ドル、ユーロ/円が本日高値を更新するなど、堅調に推移した。18時に公開されたECB月報は、これまでのECB関係者の発言と同様で新味もなく、相場への影響は限定的。その後欧州市場中盤にかけても、ドル売り・円売り地合いが継続。クロス円、ドルストレートは概ね高値圏での取引を継続。そうした中、ポンド/ドルは1.50ドル台半ば、ポンド/円は136円台前半に上げ幅を拡大した。ドル/円は概ね90円台半ばで堅調に推移。米経済回復諮問委員会メンバー、フェルドシュタイン教授が、米財政赤字や将来的なドル安の可能性に言及したことも、ドル売りを後押しした模様。本日は、22時にスイス政策金利の発表、22時半に米国新規失業保険申請件数の発表が予定されている。
【経済指標データ】発表済み、及び今後予定される経済指標
http://report.monexfx.co.jp/figure/
【要人発言等】14:00~21:00
<平野官房長官>
・GDPで、数字はプラス成長に移行しているが、依然厳しい状況
<中国人民銀行総裁>
・中国の2月のCPI上昇率、予想の範囲内
<中国商務相>
・世界経済はなお不透明
・インフレは今年、大きな問題になろう
・中国の輸出は完全には回復していない
・中国は輸入商品の価格を注視する必要がある
<ECB・メルシュ氏(ルクセンブルグ中銀総裁)>
・ユーロ圏の景気回復は不安定
・ECBの金利は適正
・財政状況は明らかにユーロの重しとなっている
・現時点でインフレ圧力は見受けられない
・欧州版IMF協議は「ファンタジー」
<米ハーバード大学・フェルドシュタイン教授(オバマ大統領の経済回復諮問委員会メンバー)>
・ドルは長期的に現水準を維持できない恐れ
・米財政赤字は極めて悪い影響を与える
・ユーロ安はギリシャがらみの「パニック的な売り」が原因
【関連チャート】
チャートは左上から時計回りにユーロ/ドル、ポンド/ドル、ポンド/円、ユーロ/円の5分足です。
【市場データ】:日本時間21:00時点、()内数値は前日比
日経平均株価終値:10664.95(+101.03)
中国上海総合指数終値:3051.282(+2.355)
豪州S&P/ASX200指数終値:4814.20(-5.80)
英FT100:5626.62(-13.95)
独DAX:5941.23(+4.51)
仏CAD40:3934.41(-9.14)
NYダウ先物:10554(-11)
(カスタマー企画推進部 シミズ)
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